かみさん「今夜、20:10から怪奇現象起きるよ」
なぬ⁉︎
よくよく聞き返せば、怪奇現象ではなく、皆既月食のことだった。
さて、
長男のテニスの試合は今週もある。
どんだけ試合しとんねん。
しかも今回の試合会場は軽米町…。
高速道路使って90分かかる。
高速代は往復4000円かかる。
やめれー
まて、
軽米町⁉︎
これはもう
釣りするしかないっしょ!
しかし、ここ二日間、雨が続いている。
濁流かなぁ。
行ってみる。
なんとか行けるかなぁ。
雪谷川という川。
小一時間やってみたが、小魚のチェイスがあるも、釣れません。
その上、上流に行くほど濁ってきたので、早々釣りは辞めた。
初見だし、その先がどうなっているか分からず、これから子供の迎えに行く身としては少々無謀だ。なので辞めた。
というか、先週直したつもりのウェーダーのフェルト。
釣りをするために履こうとしたら、さっぱりくっついてなかった。
なので辞めた。
釣り場の近くのフォレストパークなる広場。
いきなりの風車に戸惑う。
テニスの終了時間までまだある。
長男の学校、死ぬほど練習しており、強いのだ。決勝ラウンドまでいくとなると丸一日だ。
ここでハタと思い出す。
ここはハイキューの聖地だ、と。
………………
……………
…………
………
……
…
軽米町。
それはハイキューの聖地。
ハイキュー?
えー、知らないの??
えー、やばーい。
すまん、私もよく分からない。
かみさんと子供がNetflixで昔のハイキューなるアニメを食い入るように見ていた。
バレーボールのアニメだ。
ガッツ系のやつだね。青春だねぇ。
「ガッツ系」という表現を選択していることが既にオジさんを露呈している。
アニメは今の所未完だが、かみさんはTSUTAYAで続きのコミックをレンタルするほどでお好みあった。
かみさんは父母を巻き込んでテニスに熱中する学校と父母会の姿勢に当初はかなり否定的であったが、ハイキューを見てスポーツに対する考え方が分かったのであろう。
今では暖かい目で
私ひとりに軽米まで来させている。
アニメやコミックの力は底知れないですな。
そのハイキュー。
作者は岩手県九戸郡軽米町のご出身。
9000人程の小さな町。
意外である。
最近は人気の呪術廻戦、作者が岩手県盛岡市出身だったりと、やるじゃない岩手。
聖地巡礼は信者にとってはヨダレものなのであろうが、私には興奮材料にならないので、プチ信者であるかみさんのために記録することにした。
なんかのサーブを教えてくれた人が勤めるスーパー
なんとかというコーチの実家のなんかの店
なんとかという主人の学校、烏野高校のノボリ
軽米町。
もっとハイキューで盛り上げて良いと思うぞ。
残酷な言い方だが、廃れる一方では未来はない。
まだ時間があったので見晴らしの良い運動公園に車を停め、持ってきた弁当をついばむ。
オ◯ッコをするために公衆トイレへ。
速球派より技巧派を目指しなさい、ということだ。