親の務めってなんだろう。
長男が日曜に朝から他校との練習試合。
他校の立派なテニスコートで汗を流すのだ。
家から30分くらいの他校の立派なコートに着いた。
時間は7:30。
終了予定時刻は13:00。
毎日頑張って練習し、その腕を地道に上げて来た。
親の務めってなんだろう。
試合の応援をすることであろうか…。
いや違う
試合会場まで無事に送り届け、家まで無事に帰ってくることだ。
その務めさえ果たせば胸を張って良い。
では何をして時間を潰すか。
もち釣りである
試合前、応援のために待機する他の親を尻目に、近場の渓流に向かうのであった…。
部活では携帯持ち込みが禁じられているため、
「13時前に終わるようなら顧問から携帯を借りて電話をくれ。そしたら直ぐに迎えにいくから。」
そう長男に言い残し、葛丸渓流へ。
着いた。
ここで携帯を見て気づく。
ちょー圏外
すまん、長男。
なんて罪深き、そして毛深き父親なのだ。
何を言っても始まらない。
時間は3時間ほどしかないのだ。
釣り上がる。
この川、初めてだが釣り上がり易くていいところだ。
道は悪いが川とは高低もなく、入渓しやすいポイントが多い。
その分釣り人も多い。
くる途中釣り人の車が数台止まっていた。
今回は最後に作った44ミリ自作ミノー2期生を試す。
左列の5つだ。
早速チェイスがある。
泳ぎはいい。シンキングで浮き上がりも気にならない。
釣れた。綺麗なヤマメだ。
こんなところ。
楽しい楽しい。
バラシも多いが、楽しい。
大きな水門を抜けると、魚影はヤマメからイワナへと変わってきた。
いい感じのイワナをゲット。
釣れたらミノー交換、を繰り返し、5個全部で実績を上げた。
携帯で時間を気にしつつ、大きな堰堤に着いた。
時刻は11時を回ったところ。
車へ戻る時間を考えれば潮時。
この堰堤を最後のポイントと決め、臨む。
はい、バラした
逃した魚は大きいって言う。
今日一番だったかも。
まぁよい。
3時間の釣りを満喫したのであった。
渓流の電波が届くところまで来たら、圏外中の着信履歴が2件。
テニスの顧問の携帯からだ。
やべー
強めにアクセルを踏み、長男の元へ向かうのであった。