正確には「エブリィ」でなく「エブリイ」らしい。
が、ここは頑なに「エブリィ」で今後もイキたい。
エブリィの積載容量を最大限に活かすため、荷台に棚を取り付けていく。
素材にするのはコレ。
OSB合板。ちなみに合板は「ごうはん」と読む。「ごうばん」ではない。
ところで無理をすればOSB「ごうはん」は「58(ゴーハン)」と読める。
「OSB58」
(オーエスビー フィフティエイト)
新たなアイドルユニットがここに誕生した。
このOSB58は木片を接着剤で押し固めたものであり、木目が綺麗なので個人的には塗装をせずにそのまま棚に使える。
そのかわり接着剤の独特な臭いがタマタマに傷だ。
車内はオヤジ臭 vs 接着剤臭だ。
負けないぞ!
エブリィの荷室側面を型取りするため、使い古したプラダンやらダンボールを駆使し、その形をOSB58に転写する。
作業に没頭しすぎて写真を撮り忘れた。
いきなりだが取り付け前はこんなイメージ。
ざっとこんな具合だ。
側面への取り付けは車体後方に予め備え付けられてあるユーティリティナットを活用する。ネジ穴まで付いていてDIYに優しい心遣い。
適当なベニヤ板を基礎とする。
側面を慎重に型取りしたはずであるが、車体に棚が接触している状態だと、走行中の揺れでギシギシうるさいと思う。
このため、側面から0.5〜1センチ程離れるように調整するのだが、多分この作業に一番時間がかかった。車体と棚の隙間には100均の隙間テープを使いスキマスイッチする予定だ。無論、隙間テープはダイソーサイコーの予定である。
この微妙な調整、一部を削ると違うところが当たる。
当たったところを削るとまた違うところが当たる。
あっちこっち削っていってもキリがなく、続ければドンドン棚が小さくなって、最後には無くなってしまうかも知れない…。
なので適当なところでやめた。
また脱着を容易にするため、基礎として取り付けたベニヤ板のボルトを2つ取るだけで、棚全体を車体から取り外せるように工夫した。
さて、車体壁面側にも板を取り付けるが、木目だけだと寂しいのでペイントすることにした。
窓枠にあわせてカットした棚背面。デザインとなるスズキのエンブレムを試しに置いてみる。
こんな感じにしたい。
ネットから拾ったデザインであるが、「私的私用のための複製」にあたることから著作権上問題ないと断言する。
丸い穴を開けているが、この穴が車体側面の基礎となるベニヤ板のボルト位置だ。
マスキングテープを貼り、黒い部分をカッターでカット。
実にいい感じだ。
ダイソーサイコーの水性塗料をコットンにつけ、軽く叩きながら着色していく。
奥の新聞の「NY株一時取引停止」の見出しが緊張と不安を増幅させる…。
トントンと塗料を乗せていくが、このOSB58、表面に凹凸があり、強めに叩かないと凹の部分に塗料が乗らない。モリモリとSMAP森くんばりにテンコ盛る。
だから強めに叩いて塗り残しが出ないようにした。見出しの「NY株一時取引停止」がその後の結末を予感させる…。
マスキングテープを丁寧に剥がす。
そしたら…
マイガーッ‼️
今年一番のオーマイガーッ!
私の思考回路一時取引停止!
文字の切れ目にまで塗料が入りこみ、お世辞にも「SUZUKI」とは読めない…。
スプレー塗料の方がよかったのではと寺門ジモン自答したが、後悔イチモツに立たずである。
悔しいが、リカバーが必要だ…。
すぐさま長男に指示を出す。小学校の頃に使っていた絵具の筆を用意させた。
子供の頃に通信簿で美術が「2」だったお父さんのセンスをしかと見届けろ。腕が鳴るぜ。
でリカバー。
長男は見届けてくれず、ツムツムに没頭。
字潰れや輪郭の歪みは直せた。
手作り感が半端をないが、DIYならこれで良い。これが商品だったらクレームもの、評価は⭐︎一つであろう。
クロ一色でイキたかったんだよなぁ。
失敗は糧となるのだ。
続いて対になる逆側もペイント。
サイコーじゃない?
サイコーを早速棚に合わせてみる…。
………⁉️⁉️
裏側にペイントしちゃった😭!
こんな素人ミスすることなんて山田かつてあっただろうか…。
いや、ない!(倒置法)
ありえないミスをしでかし、気に入ってたデザインを諦めることに。
正しい表面にちがうデザインをペイントする。
悲しいかな、ペイントの腕が今更あがってきた。分かったのだ、ペイントは筆だ。
ちなみに「Z」のまんなかの黒い点は失敗ではなく黒いチップである。ホクロみたいなもの。
そして取り付け完了である。
車体との隙間に隙間テープをスキマスイッチしたお陰で、走行中にガタツク音もなかった。
アクセントとして蹄鉄を取り付けてみた。
これは自宅から1時間近く離れた産直で1個200円で売られていたもの。
まさかこんな使われ方をされているとは思うまい。
そして悔しいので裏側にペイントしてしまった鬼門の「EVERY VAN」のデザインと、釣り好きなのでお魚さんもペイント!
棚はやり尽くした。
バランスが悪いが、見慣れるであろう。