幸せそうなパッケージの大磯砂「細目」。
ちょっぴり太目の私による我慢の作業。
巻貝やサンゴのカケラ達を除去し続け、9Kgがやっとこさ終了した。
そして大御所登場。
大磯砂の「7厘」である。
具合的な大きさはよくわからんが、パッと目「細目」よりさらに細かい。
こちらがそれだ。
高級で天然だ。
高級と言うからには、巻貝やサンゴは無いのかと思ったが、除去作業に入るとすぐ分かった。
めっちゃ入ってる
しかも7厘の網目をすり抜けた精鋭達。もはや砂なのか貝殻なのか素人目には判別が難しい。
しかもこの作業をあと20Kg…、
43歳になってまう
米粒より小さいそれらしき貝殻の破片を、太くて短い指で摘む。
あぁ母よ、なぜ細くて長くてしなやかな指で生んでくれなかったのか…。
宿題を頑張る長男の横で、大量の砂の中から貝殻を拾う父。
私「大きくなったらどんな職業に就きたい?」
長男「貝殻を摘む仕事以外で」
無言の2人に当てはまるのはそんな会話だ。
どれくらいの時間が経っただろうか…
基本的に「疑わしきは罰せよ」スタンスで、貝殻であろうが砂利であろうが、白っぽい奴は敵と見做し、逮捕していく。
ついに終わった…。
29Kgやってこれだけ…。
自分で自分を褒めてあげたい。
私は、何で一歩一歩なんだろう…。
夏季と冬季のオリンピックをいっぺんに味わったひと時だった。
ためしにクエン酸を入れてみる。
これで反応が無かったら、自分は何を無心で摘んでいたことになるのか…。
結果は……
ちゃんとブクブクしてるー!