ものぐさ次郎のDIYと熱帯魚

DIYと熱帯魚飼育と諸々の…

渓流ミノーを自作

春やねぇ。

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とある日、かみさんが作ってくれた弁当に温泉卵が入っていた。

殻のまんまだ。

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かみさん作。

なんだろう…顔だ。

食べるためには破らざるを得ない。

 

 

こうする。

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なんかグロいぞ。

 

 

翌日。

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仕方ないので、この日は水筒に水を入れた。

 

こうしなきゃ食べられない。

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なんかキモいぞ。

 

金曜日。

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よく出来たかみさんだ。

 

迷いは命取りなので一気にいく。

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なんかいけないことをしている気分だ。

 

 

 

最近は渓流釣りをルアーで遊んでいる。

水深がある場所はスプーンを使ったりするが、大概ミノーを使う。

竿を小刻みに動かし、ミノーを操ることで如何にも釣ってる感がある。

釣れなくても、だ。

 

しかしミノーって高い。

手が出せるやつでも1000円程度する。

しかもロストのリスク。

大自然に人間は敵わないということを思い知らされる。

枝にルアーが引っ掛かった時、短い腕は不思議とミノーにあと数センチ届かない。

渓流あるあるだ。

ジャンプしてやっと届くも、今度はフックが掴んだ指に突き刺さる。

渓流あるあるだ。

 

 

先日、自作したミノーで初めてヤマメをゲット。

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気を良くしましたよ。

自作だと原価50円もかかってないと思う。

素人が手掛ける作品、当然不良品も発生するが、量産すれば泳ぎの良いミノーだけを選択していけばよい。

既製品だって不良品は発生するハズだ。

 

既製品のデザインが勿論上手く泳ぐわけで、デザインを拝借する。

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リュウキ。

 

サイズは38ミリと44ミリの2種類を作っていく。

 

まずは38ミリ。

カッターでサクサク切れるバルサ材とステンレス線、オモリはエサ釣り用のガン玉を使用。

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水中で沈むシンキングを目指すが、38ミリだとオモリが入る余裕が少なく、厳しい。

カッターとサンドペーパーで整形していく。

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セルロースセメントでルアーを硬化していく。

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向きを変えながら4〜5回ディッピングした。

 

凝る人はスプレーでペイントするが、私はものぐさ。

伸びるシートでこれまたデザインを拝借し、貼り付けるのだ。簡単だ。

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ま、素人だからこれで精一杯。

目玉はエポキシ液を盛ってそれっぽくする。

 

ディッピングを繰り返し、リップは専用のリップボードで形成し、ルアーに切り込みを入れてぶっ刺し、エポキシ液でくっつける。

またまたディッピングを繰り返す。

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ぼいね!

それっぽく見えることが大事だ。

人にそれっぽく見えるということは、お魚さんにもそれっぽく見えるということだ。

3.0〜3.5gを目指したが、2.0〜2.5gになってしまった。やはりオモリが小さすぎた。

 

バケツの水に入れてみる。

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シンキングを目指したが、これまた2つがフローティングになってしまった。

渓流で流れのあるなかで泳がすもの。

細かい違いはいいっしょ。

テールのみシングルフックを付けて完成!

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後日、適当な貯水池で泳ぎをチェックした。

6個中、5個はまずまずの泳ぎ。

1つは回転するわ、浮き上がるわで話にならず。

家に帰って付けていたリップを取り外し、新たな物に付け替えてみた。

再度チェック、「使えなくもない」くらいなので及第点とした。

 

 

 

こちらは44ミリ。

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38ミリの教訓を活かし、背中はあらかじめ水性マジックで黒く塗った。

同じ要領でディッピング、乾燥を繰り返す。

酒だって飲む。

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わざわざルアーをぶら下げるような小道具も自作している。

我ながら、こういう熱量が仕事や教育に少しでも注がれればと思うのだが、こうやって41年間生き凌いできた身。

そう簡単には性格は変わらない。

 

 

そして性格を直す気は…

 

 

 

サラっサラーのサラサーテ

コットン100である

 

 

ディッピングして下地を作ったら、アルミホイルを貼り付ける。

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ウロコ模様は、ポンチの滑り止めとして網目状に付いている凸凹をアルミホイルに転がして転写したもの。

 

随分飛ばすが、44ミリも完成だ。

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4.0グラムを目指したが、やはり0.5グラム足りず。

ガン玉じゃ軽くて駄目かな。

明日はテスト釣行じゃ!

 

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ハンドルネームもテプラで貼っておいた。