「しづらい」が正解ではなかろうか?
日本語って実に難しい。
ここ5年くらいであろうか。
中間管理職というビミョーな立ち位置が故に、ピークのお盆に休みが取れず、前倒し一週間前に夏季休暇を取るのが恒例となっている。
まずは8月3日。
この日は次男と海釣り出掛けた。
目指すは釜石。
・・・・・
釜石到着後、釣具屋でエサを買いつつ情報を得る。
釣具屋の主人曰く、「とにかく連日暑く、投げ釣りは期待出来ない」という。また「釜石、平田、唐丹(いずれも地域名)は人が多く、土日に釣られてしまっている傾向にある」とのこと。
目指すは吉里吉里漁港。
というかいつも吉里吉里漁港。
到着したけど、暑いよ。
35度超え、日影がないので辛い。
一投でリュウグウハゼが釣れたので、背掛けにして大物を狙ったがそうはうまくいかない。
穴釣りではいつものドンコ。
ジリジリと厳しい日差しに根負けし、わずか2時間ちょっとで諦めることにした。
8月3日は家族でキャンプだ。
ほぼ毎年恒例の雫石あねっこキャンプだ。
世のキャンプブームに乗っかってキャンプ道具が徐々に手元に増えてきたのだが、安いテントを遂に購入。
ちゃんと設営する前の写真で恐縮、こちらは我らがコメリのアウトドアブランド「ナチュラルシーズン」のテント。
概ね3〜4人用、脅威の9,980円。
やるな、コメリ。
テントには私以外の3名+チョビが寝る。
私は当然車中泊。
翌8月4日、テントはそのままに、車を20分走らせ田沢湖で子供達を泳がせた。
この時期、夏休みの子供達でごった返すが、フフフ、なんと8時着。流石に数名しか先客はいない。
キャンプとの合わせ技の効果だ。
そして8月6日。
前回、悲劇により竿先を無くしたが、その後、メルカリで中華製のトラウトロッドを入手した。
これだ。
詳しいことはよく分からないが兎に角、4.62フィート、硬さはULだ。
グリップが木製、コルクが多い中、変わり種だ。
チョビ散歩の後、葛丸渓流へ。
ここで嫌な予感がした。
車を停めてこの看板を撮ったところ、無数の虻に囲まれたのだ。
現場に到着。
嫌な予感は現実のものとなった。
車の窓に集まる虻。
車停めると、虻が車に大量に集まり、激しい雨のように車に叩きぶつかってくる。
見えにくいのだが、車体に線のようにブレて写真に映る物体。これが虻である。
虻を払いながらなんとか現場に着くも、私に対する虻の猛攻は止まらない。
私を中心におよそ数百匹の虻がブンブン襲ってくる。
帽子を振り回したり、水をかけて応戦するが、全く歯が立たない。
なんとかルアーを投入するも、両腕、背中、リールのハンドルを回す手まで、刺されまくる。
刺された箇所が血に染まる…。
いてーなこの野郎。
一方、過酷な状況を他所に魚ちゃんの活性は高く、たくさんチェイスがある。
この虻さえ居なければ、最高なのに…。
わずか10分程度でヤマメがヒット!
23センチくらいか?
ゆるゆるのドラグも鳴り、引きは楽しめた。
なんとか撮った一枚。
この間も容赦のない虻の攻撃!
たまらず車に逃げ帰った。
虻が酷く、葛丸渓流は滞在僅か30分で諦めた。
現場から近い、山王海ダムの支流、滝名川の様子を見に行くことに。
移動の間、乗り降りの際に車内に入ってきた虻を窓を開けてなんとか追払いながらの運転。
ダム入り口。ここには虻はいない。
ところが、滝名川に着くと、葛丸渓流ほどではないが、多くの虻が集まってくる。
車から降りず、滝名川も諦める。
最後の賭け、雫石は志戸前川に向かう。
山里近く、舗装された道から入渓可能な川なので、人が入って荒れては居ると思うが、虻が居ないならそこで良い。
入渓は落込みポイントから。
渓相が良く、如何にも釣れそうなのだが、お魚1匹も見えない。
あぁ葛丸渓流、なぜ葛丸渓流…。
結局、アタリどころか魚の姿さえ見えず、志戸前川は終わった。
結局、午前中で納竿とした。
海釣り、渓流釣りともに午前中僅か釣りタイム。
暑さと虻にやられ、不完全燃焼となった。
さて渓流は来月一杯までまだ猶予はある!
次に期待したい。
ちなみに中華製トラウトロッドの感想だが、ULにしては硬めな印象がらあったが、性能はなんら問題なく、改めて大国の底力を体感した。
ちゃんとヤマメも釣れたし。道具ではない、腕だ。
4,000円、私はこれくらいの竿で十分である。