大人気「庭のお手入れシリーズ」の第17弾。
この企画は、一向に進まない我が家の庭、通称「桜田ファミリア」を試行錯誤、無為無策、臨機応変に仕上げていく企画である。
我が家は北向きの角地に立地する。
隣家の土地との間には塀もなく、地続きになっている。
高い塀をDIYしてもいいのだが、視界を遮るほど高いのは隣家に影を作ってしまうし、防犯上あれだし、威圧的だし、何より風などによる倒壊は確実に避けなければならない。
そのため腰よりも低く、メッシュフェンスとすることで視界も遮らないが、プライベートスペースはここからだ、という線引きにはなるようなものを作りたい。
地中杭を楽天市場で購入。
一本は試しに打ったので土が既に付いている。
低い間仕切りだし、独立基礎まで作る必要はなかろう、と。
一つ2,000円を2つ、これは奮発してしまった。
この地中杭、支柱は72〜74ミリ角に対応と説明にある。
近くのホームセンターに売っているのは75ミリだし、なんで微妙なサイズ設定にしているのであろうか。
ラティス支柱の規格なのかな。
結果、75ミリ角でも余裕で入った。
防腐防虫材を購入。
一本は商品陳列のままの2000ミリで使用。
同じく2000ミリもう一本は、800ミリを2本切り出して貰った。
さらに防腐防虫剤を塗る。
今回水性を選択。面倒だが今後2年置きに塗装する意気込みだ。
2度塗り完了。
水性は2時間程度で乾くので楽だ。
併せて
折角なのでウッドデッキに放置している椅子も塗装。紫外線と雨雪にさらされてハゲハゲだった。
さて、地中杭に800ミリの角材を突っ込む。
ちょっとした武器である。
コロッセオ専用、と言ったところか。
地中杭には差し込んだ木材を固定する穴が8箇所用意されており、これをビスでとめる。
地中に杭を打ち込む。
最初はガンガンを打ちつけたのだが、小石1つあれば進まないし、そもそも垂直に打ち付けるのは無理がある。
このことから、小型スコップで大凡掘り進め、モルタルを流し込んで垂直をなんとか維持した。
モルタルを流し込む=ちょっとのことでは倒れないという安心感が生まれる。
しかしこれはもう独立基礎でDIYしても同じだったのでは、という疑心暗鬼に陥りそうになった。
いかんいかん、地中杭に4,000円かけている。余計なことは考えない。
苦労したのが2本の支柱の間隔である。
コの字を横に倒した形にしたい。
つまり連結部分はTではなく、Lにしたいのだ。
支柱の間隔を2014ミリ(2000ミリの角材と謳っていたが、実際には2014ミリあった)とするのがかなりムズい。
ゴムハンマーでコンコンと支柱をスライドさせてコントロールするのだが、これほど言う事を聞かないものかと苦心した。
結果、
こんな感じだ。
雑草はあとで抜いて防草シートを敷くつもりなので、待たれい。
素人って支柱を建てるのすら難しい。
やはりプロって凄い。
気持ち細々しいのだが、90ミリ角の支柱だと大掛かりになるし、倒壊したらド派手に迷惑なのでヨシとする。
完全にモルタルが固まった後、気になる箇所を見つけた。
お分かり頂けるであろうか?
支柱の角度がズレている。
ここで、この支柱の優秀さが炸裂する。
根元にボルトがある。
こいつを…
緩めると、土台を中心に支柱を左右に半転でき、角度を調整出来る。
素晴らしい。
ピッタリ直った!