これからの季節、釣りやBBQで野外に出ることが多くなると、悩まされるのが虫刺され。
特に渓流釣りでは、山中のアブやブヨが自分一点に集まっていると思われるくらい、どこからともなくやってくる。
熱や匂いで寄ってくるというが、原因はオヤジ臭とでも言うのであろうか。
ちゃんと耳の後ろ洗おう…。
アイツらは生きる為に必死だろうが、こちらも生きる為に必死だ。
虫VS私だ。
アブやブヨと戦っている最中、釣りには全く集中出来ない。
市販の防虫スプレーを使ってきたが、言っちゃ悪いが
アレは生ぬるい。
いや、温度ではなく、効果が生ぬるいのだ。
強力な防虫スプレーを自作すべく、先人のアイデアを参考に作ってみよう。
ところで、小学生の次男が夏休みに突入した。
毎年、次男の工作をハッキリ言って私が作ってきたのだが、この夏休みは自分で自由研究をすると言う。過去には私が完璧に作りすぎて、かみさんから「もうちょっと子供らしく」と作り直しを命じられたことも。
次男よ、大きくなったな。(当たり前)
しかし自由研究は時に他人とネタが被ってしまうのが悩ましいところであるが、これは被らんだろう。いいネタが出来た。
題して
「虫と戦うお父さん」
いいだろう。親を想う気持ちがヒシヒシと伝わる。
虫刺されを回避出来るし、自由研究のネタになるし、ブログのネタにもなる。
一石三鳥だ。
いや、1スプレー3アブだ。
用意したのはこちら。
一番大事な「ハッカ油」。
そして「エタノール」。
でもって「スプレー容器」。
ハッカ油はツルハドラッグで800円。
純度の高い無水エタノールはツルハに品切れ、仕方なくサンドラッグで消毒用エタノールを購入、700円。コロナの影響か、エタノールは消毒に利用されるため欠品気味らしい。
そしてスプレー容器はセリア100均、50ml。
容器の素材はハッカ油で溶けないポリプロピレンを選んだ。
声に出して連続では言えない。
どうしてこうも学生を試験で苦しめるネーミングにするのであろうか。
私はとうに卒業したので別によいが。
我が子にはポリプロピレンが解答の問題を出さないでもらいたい。
ググると、ハッカ油には「リモネン」という成分が入っているらしく、ポリスチレンなどの容器だと溶けてしまうらしい。「らしい」ばかりなのが私「らしい」。
いいぞ、自由研究ぽくなってきた。
…………んんっ⁉️
ここで問題発生‼️
よくよく容器の表記を見たら
あれ?ポリプロピレンはあくまでミストとキャップ部分で、本体はPET樹脂…。
ん?PET?
正式には
もうやめて…。
我が子にはポリエチレンテレフタレートが解答の問題を出さないでもらいたい。
ヤフると、エタノールがPET樹脂を溶かす、と。
ふーん、じゃアレじゃん。
ダメじゃん。
くっそー、セリア。(私が悪い)
買い直すハメになったじゃん。(私が悪い)
諦めきれず、家中のエタノール入り消毒液のボトルを見ると、確かにPET樹脂はない。
家中のキャップの径が合いそうなガラス小瓶を探したが、こういう時に限ってどれも中身が満タン。
終わった…。
その日は気力がなく、翌日にダイソーへ。
ダイソーサイコー
あるじゃん、あるじゃん!
本体もポリプロピレンのスプレーが。
エタノールはアルコールの一種。
注意書きには「シンナーやアルコールは入れるな」と謳ってある。
ま、それは見なかったことにしよう。
よく見る「自己責任でお願いします」てやつだ。
では作りまーす。
自由研究の主人公は次男。
もちろん次男に作らせます。
始めに、スプレー容器にハッカ油を30滴投入。
そしてエタノールを10ml程度。ここは適当。
そして、シェイク!シェイク!!
シェイク中、口ずさむ曲はもちろん
SMAPの
「夜空ノムコウ」
そして、水を40ml入れて
シェイク!シェイク!!
シェイク中、口ずさむ曲はもちろん
SMAPの
「セロリ」
完成だ!
水とハッカ油だと、文字通り「水と油」で混ざり合わないが、エタノールは水と油の両方に溶けやすい性質を持っており、繋ぎ役としてその性質を利用するのだ。
自由研究っぽい。
色も見てもらいたい、乳化したっぽい。
実際にスプレーすると、スースーとハッカの香りが結構長く持続する。
もうアレだよ。虫というか人までも寄ってはこまい。
こりゃ釣りに持ってこいだ。
さーてこれを自由研究でどう表現しようか…。
既に私が考え始めている。